GR GARAGE 白山インター店
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What is GR Garage白山インター Special Interview #011

2020.03.29
世界で一台だけ。愛車を自分だけのカスタムに仕上げたいという気持ちは、クルマ好きなら共感できる方が多いはず。自分のクルマを少しずつ理想に近づけていく過程には、何ものにも代えがたい難い楽しさがある。

今回登場するのはそんなカスタムの魅力に心奪われた一人のヴィッツ乗り。コンセプトを持って自分だけのクルマを仕上げていく、そんなオーナーの流儀にスポットを当てた。



唯一無二、世界で一台だけのクルマにしたい。

他とかぶりたくないんです


陽気 with ヴィッツGRMN


僕がクルマ好きになったのは親の影響です。うちは両親ともにモータースポーツが好きで、僕が小さい頃は、母親が運転するバイクの後ろに乗って幼稚園に通っていたくらい(笑)。物心ついたときからそんな環境だったので、自然とクルマに興味を持つようになっていました。

いずれはサーキットを走りたい。

ヴィッツGRMNへの想いが募っていった。


そんな親からのお下がりで乗り始めたのがヴィッツのG‘sでした。良いクルマではあるんですが、これがCVT(AT)だったんですね。乗っているうちにだんだんパドルシフトじゃ物足りなくなってしまい、かき回し(MT)のクルマに乗りたいという気持ちが強くなっていきました。

いずれはサーキットを走りたいという気持ちもあり、同じヴィッツだったら運転の上達も早いんじゃないかと考えて、狙いをヴィッツGRMNに定めたという感じです。



諦めかけた頃に、ようやく手に入れた

愛着のある一台。


ヴィッツGRMNはもともと数が少ないクルマですから、いざ手に入れようと思ってもすんなりとはいきませんでした。そこで相談したのがネッツ石川のU-Carシャンツェ鞍月店だったんです。オークションで探してもらって、GRMNが出てきたらすぐ押さえてくださいという話をして、頑張ってもらいました。

出てきたと思ってもタッチの差で他に買い手がついてしまう、ということが何度か続きました。「もう諦めようかな」と思いはじめた頃に、担当の方から連絡が来て、苦労してようやく手に入れることができたんです。担当の方には大変な思いをさせてしまったと思います(笑)。



顔はG‘s、後ろ姿はGRMN。

普通なら存在しないクルマ。


ヴィッツGRMNはもともと完成されたクルマなのですが、やはり愛車を唯一無二に仕上げたいという想いがあり、カスタムにはこだわっています。一番のこだわりはエアロパーツです。フロントバンパーはあえてG‘sのものを取り付けています。普通に取り付けようとすると形状が合わないので、干渉部分を切って削ってして自分の手で取り付けました。ヴィッツをよく知っている人が見たら「なんだこのクルマ!?」って感じると思いますよ。G’sの顔なのに、ドアが3枚で、GRMNのロゴがついている。普通なら存在しないクルマですから。本当に世界で一台だけのクルマになっていると思います。

GRMNは数が少ないクルマではありますが、それでも100台は同じものがあるじゃないですか。とにかく、他には1台もない自分だけのクルマに仕上げたいっていう気持ちが強いんですよ。



GRMNのカスタムはデータが少ない。

GRガレージは頼りになる存在です。


このクルマは台数が少ないため、どんなカスタムができるのか先行データが少ないんです。どうしても手探りになってしまうので、ノウハウが豊富なGRガレージは頼りになる存在です。

印象に残っているのは、ブレーキまわりをカスタムしたときのこと。ブレーキパッドが減ってきていたので普通に交換しようと思ってGRガレージにいきました。当時、僕は純正のブレーキパッドしか取り付けられないと思っていたのですが、あるメーカーのパッドが流用できることをスタッフさんが教えてくれたんです。「じゃあ、それにして下さい!」とその場で即決しましたね。自分にはなかった選択肢を気づかせてくれたことは、とてもありがたかったです。

また、別のあるときメーターを取り付けてもらったのですが、ある程度まで作業をしてもらって「あとは自分でやりますね」って言ったら、工具を貸して下さってその場で作業をさせてくれたんです。普通のディーラーだったらそもそもメカニックの方としゃべる機会もないと思うんですが、GRガレージは気軽に話せるし、一緒になってクルマをいじれる。クルマ好き同士だから気持ちをわかってくれるんですよね。もはや、お店とお客さんというよりはクルマ好きの友達という感じです(笑)。



「良いですね、調べてみますよ」って

気持ちよく言ってくれるのが嬉しかった。


GRガレージの皆さんとは「また変なこと言うんですが」といった感じで、気軽になんでも相談できる関係です。最初は「怒られるかも」と思っていたんですよ。数少ないGRMNをこんなにいじってるわけですから。でも、全くそんなことはなくて、むしろ「良いですね、調べてみますよ」って気持ちよく言ってくれるのが嬉しかった。メカニックの山田さんもヴィッツレースをやっている方なので、走りが好きな者同士、気持ちをわかってくれるのだと思います。ここまでクルマに対する知識や走りをわかってくれる存在は他にいないですね。



モータースポーツの世界に感動。

GRガレージには感謝しかない。


先日、GRガレージ主催のサーキットイベントに参加させていただき、タカスサーキットを走ってきました。サーキットはやっぱり楽しいなと思いましたね。日常ではできない走りを体感できるのがサーキットのいいところです。「GRMNってこんなにスピード出だしても曲がれるんだ」って感動しました。クルマを走らせるっていう楽しさももちろんあるのですが、交流が生まれるというのもイベントならではの楽しみです。イベントをきっかけにヴィッツ乗りの方と仲良くなりましたし、輪が広がっていくのを感じますね。モータースポーツの世界に気軽に入っていく機会を提供してくれるGRガレージには、本当に感謝しかありません。

今の目標はサーキットでもっと遊ぶことですね。サーキットでの経験をもとにカスタムをどんどん突き詰めて、ヴィッツGRMNをもっと仕上げていきたい。まだまだやりたいカスタムはたくさんあるんで(笑)。




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